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2012年7月 2日 (月)

裁判官が時間勘違い

 「裁判官が時間勘違い,被告・原告不在のまま判決」というニュースが,週末,小さく報じられていました。本来ならば午後に予定されていた民事訴訟の判決を,誤って午前中に言い渡してしまったとのこと。

 

実際のところ,当事者に弁護士がついている場合,民事訴訟の判決言い渡し期日に訴訟代理人が出頭することはあまりないと思います。判決言い渡しの時刻の少し後に,書記官に電話をして主文を確認するのが普通かと。

 

民事訴訟において,判決の言い渡しは当事者が在廷しない場合でもすることができますし,判決は言い渡しによって効力が生じますが,仮に上訴するとしても,上訴期間は判決書の送達を受けた日から起算されますので,言い渡し時に出頭していなくても,特段問題はないわけです。

 

ニュースによると,午前10時から4件の判決や弁論が予定されていたところ,この裁判官は,この4件の前に,午後110分からの言い渡しが予定されていた事件の判決を言い渡してしまったとのことです。記録が混ざってしまっていたのでしょうか。少し,同情しちゃいます。

 

しかし,実務上は当事者が出頭することは少ないといっても,やはりルールはルール。法曹三者の一員として,この小さなニュースに接して,思わず「ハッ!」としてしまいました。

 

というのも,東京地裁なんかだと,最近は,裁判傍聴している小学生が多くいるんですよね。いくら小さなミスとはいえ,彼らにそんなのを見られたら,ちょっと恥ずかしいなと。襟を正さなければいけないと感じた次第です。時間のミスというのは我々弁護士としても十分ありうることなので,注意しないと。

 

ところで,あの小学生たち,てっきり小学校の課外学習かなにかで裁判所に来ているのだと思っていましたが,先日小耳にはさんだところによると,なんと学習塾の主催とのこと。塾に行く彼らもなかなか大変ですねー。

 

hy

 

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