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2012年7月 7日 (土)

カバーを安い本に替えた書記官

 

 昨日のニュースで,大阪地裁の書記官が,法律書籍のカバーに,別の安い本を付け替えて実際の価格より安い価格で購入したとして,詐欺容疑で逮捕されたということが報じられていました。

 

 「高価な法律本」

 

という見出しが付いていたので,どれほど高い本なんだろうと思って読んでみると,4,200円の本を1,890円の本に付け替えたとのこと。

 

 しかも,その書籍の題名が,「事務管理・不当利得・不法行為」とのこと。なんだか,悲しくなってしまう事件ですねー。

 

 裁判所書記官が仕事で使う本の購入について,どの程度補助があるのかについては,全く知りません。仕事で使うようなポピュラーな書籍については,裁判所で一括して準備しておけよと思いますが,実際はどうなんでしょうね。

 

 私の見聞きした少ない経験からすると,裁判官室には,ある程度のまとまった書籍があると思います。ただ,それを,書記官が自由に利用できるのかどうかはわかりませんが。

 

 書記官のいる部屋にも,例えば,大規模庁の保全部なんかだと,保全に関する書籍が書架にまとまっているように思います。

 

 しかし,今回問題となった書籍は,「事務管理・不当利得・不法行為」とのことなので,民事部であればどの部でも必要となるような基本的なテキストですよね。大阪地裁では,こういった基本的な書籍が,書記官が自由に利用できるような形で備えられていないのでしょうか。

 

 それとも,この書記官個人が自宅で勉強したりするなど,手元にどうしてもおきたかった書籍なのかな?

 

 「事務管理・不当利得・不法行為」で4,200円というと,我妻栄先生の,復刻版「事務管理・不当利得・不法行為」かなと推測しております。もしそうなら,名著ですし,手元に置いておきたいという気持ちはもちろん理解できます。

 

 しかし,不正を働こうとしたのは,わずか二千数百円。逮捕されて,しかも実名まで報じられてしまった。失ったものが大きすぎます。あまりにも悲しい事件ですね。

 

hy

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